以前 「北海道ラム」 という表記を見かけることが結構ありました。
北海道といえば、ジンギスカン。 羊のイメージも強くて、 「北海道」と書いてあるだけで、 なんとなく 「北海道で育った羊なんだろうな」 と思ってしまいますよね。
でも、ちょっと待ってください。たまに間違っている事があります。
北海道で“加工しただけ”のケースもある
実際には、
- 羊は海外から輸入
- 北海道の工場でカット・加工
- それを「北海道ラム」と表記
というケース、普通にあります。
法律的には、 最終加工地が北海道であればアウトとは言い切れない場合もあります。
でもこれ、 消費者の受け取り方としてはどうなの? という話なんですよね。
多くの人が想像している「北海道ラム」
「北海道ラム」と聞いて、 多くの人が思い浮かべるのは、
- 北海道で育った羊
- 北海道の牧場
- 国産羊
- なんか希少で、ちゃんとしてそう
こういうイメージじゃないでしょうか。
そこに、
実は 「原料は輸入羊で、北海道では加工だけ」 という事実が説明されていなかったら。
それはもう、 事実誤認を誘ってる と言われても仕方ないと思うんですよね。
違法かどうか、じゃない
この話、 「それって違法ですか?」 という話ではありません。
もっと単純に、
ずるくない? っていう話です。
輸入ラムが悪いわけじゃない。 オーストラリアやニュージーランドの羊は、
世界的に見ても、普通にめちゃくちゃ優秀です。
それを、
- 北海道産っぽく見せる
- あえて説明しない
- 消費者のイメージに乗っかる
この姿勢が、 どうにも引っかかるんですよね。
商売してる人に怒られそうですが、我ら消費者代表なので、消費者のためにならない事をやっている場合は是正するのも役割なので。
本当に価値があるなら、正直に書けばいい
もし、
- 輸入した羊を
- 北海道の技術で
- 丁寧に加工して
- 美味しく仕上げている
のであれば、 それをそのまま書けばいいじゃないですか。
「オーストラリア産ラムを北海道で加工」 「原料は輸入、加工は北海道」
これで価値が下がるなら、 その価値って、 羊じゃなくて“北海道”だった ということだと思うんです。
羊肉って、ちゃんと書くと面白い
羊肉は、
- どこの国で育ったか
- どう育てられたか
- 何歳か
- どの部位か
- どう加工されたか
で、味も、価値も、全然変わります。
だからこそ、 ごまかさなくてもいいし、 ぼかさなくてもいい。むしろ、 ちゃんと説明したほうが面白い 食材なんですよ。
最後に
北海道で加工された羊肉を、 「北海道で加工された羊肉」として売ること自体は、
別に否定しません。
でも、
- 北海道で育ったかのように見せる
- 原産国を分かりにくくする
- イメージだけを先行させる
こういう売り方は、 羊肉の世界を、 ちょっとずつつまらなくする気がしています。
羊肉は、 ちゃんと正直に書いても、 十分うまいし、十分おもしろい。
個人的にはこずるい人が作る料理を出す店って美味しくなさそうです。