(夫、以下O)羊肉大好き夫婦の連載第5回目です。突然ですが、先日、台湾に遊びに行ってきまして…。
(妻、以下T)2016年5月が台湾初訪問だったので、世間のブームからは軽く10年は遅れていると思います(笑)。
おかげで、台湾好きの先輩の皆さんから、おいしいお店、おすすめのお土産、色々な情報を教えてもらえて大感謝!
(O)台湾って日本から近いけど、食材も日本ではなじみの薄いものも多いし、
特に台北では中華料理と言っても色々な地域の料理を食べられるお店がたくさんあるので飽きませんねえ〜。
今回は、西安の料理が味わえる秦味館(チンウェイグワン)が印象に残りました。
油潑麺(日本ではビャンビャン麺として知られています)
(T)一部中華料理ファンの間で話題の幅広の手打ち麺、ビャンビャン麺が食べられるということで、
もちろん頼んだんだけど(このお店では「油潑麺(ヨウポーミエン)」と言います)、
ふんわりぷるっとした麺で、唐辛子と花椒の香り高い辛いソース、具はほぼネギだけのシンプルな和え麺なのにあっという間に食べちゃうおいしさだったね~。
(O)我々はランチに行きましたが、羊料理もいくつかあって美味しそうでした…まわりのテーブルは羊肉の鍋を頼んでたね…。
(T)2人だと、鍋料理食べちゃうと他のものが入らなくなるから敬遠しがちだけど、やっぱり気になるよね。
どこに行っても、ついつい羊肉料理を探す習慣がいつの間にか身についちゃって(笑)。
(O)そう。羊がらみでは、初めて訪れた臨江街の観光夜市で衝撃的な出会いがありまして。
「自己來紅茶鮮乳」、つまり、ミルクティの屋台です。タピオカ入りとか砂糖の量とか選べるんですけど、何と「牛乳」「羊乳」を選べたんですよ!
牛と羊のハーフ&ハーフなんてオーダーもありなんです!
屋台のメニューに羊乳を見つけて興奮しました!
(T)もちろん我々は「羊乳」一択!
全然中国語できないんですけど、羊齧協会に入って「羊肉」は「ヤンロー」と読むことを覚えましたので、応用編です。
「羊乳」は「ヤンルー」と言えば、めでたく通じました。店員さん、羊乳ボトルをドン!と出してきましたよ
(頼む人あんまりいないのか、一瞬「は???」みたいな表情になりましたが)。
つまり、台湾では羊乳を普通に売ってるってことです。
これは、スーパーマーケットなど小売店に行ってちゃんとチェックしないと。次回への課題もできました(笑)。
(O)そして「自己來」がまたポイントで。
我々わかってなかったんですが、店員さんは羊乳入れたカップをくれるだけなんです。
ビールサーバーと同じような紅茶サーバーから、客がセルフで入れるんですね。好みの濃さのミルクティを作れます。肝心のお味です、羊乳ミルクティ!
(T)おいしかったですよ~。当たり前だけど、ほのかに羊の香りです(笑)。
実は、私は以前、山羊乳プリン食べたら、ちょっとクセが強くてあまり好きではなかったんです。
なので、恐る恐る羊乳ミルクティ飲んだんですが、これは全然大丈夫でした。
紅茶の甘さもほどよくて、セルフで適当に注いだわりにはミルクとのバランスもちょうどよかった(笑)。
(O)日本でも、羊乳から作ったチーズは食べられるけど、羊乳そのものはなかなかないからね。
珍しい食べものに出会うのは旅の醍醐味だよね。
(T)ホントにその通り。
帰ってから、「羊乳 台湾」で検索しただけでも、いくつかメーカーがヒットして台湾国内で生産、流通している羊乳があることがわかったよ。
暑い国だから羊飼うのには向いてないかと思いきや、台湾やるねえ。
(O)中国大陸にルーツがある人も多いから、羊肉を食べる文化も一緒に持ち込まれてるだろうし、
実は日本より羊になじみが深いのかもしれないよね。
そういうことも想像しながら食べたり飲んだりするのがまた面白い!
次に行く時までに、もう少し中国語メニュー見て何が書いてあるかわかるように勉強したほうが楽しいかもしれないなあ…
(T)おいしいものに確実にたどり着くために、がんばりましょう…!!!
臨江街の観光夜市は通路が狭いですが、大変にぎわってました
【プロフィール】
まつけん&まつきょん
羊齧協会に参加して3年の食いしん坊夫婦。海外旅行でおいしい羊料理に開眼し、東京でも食べたいと思って「東京ラムストーリー」を購入、羊齧協会に出会う。
二人とも下戸ながら、グルメ(美食家)ではなくもっぱらグルマン(大食家)として協会活動に寄与している(つもり)。
羊料理に限らず、おいしいお店情報いつも募集中です(笑)。
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