参入する大手。羊肉のお店の出店はマニアックから、一般向けへ加速。【20210614・新羊通信社社説】

こんにちは。羊齧協会主席の菊池です。前回書きました「羊って一般化してフェーズ変わったよね(http://hitujikajiri.com/2021/06/07/nagare/)」投稿ですがまさかの結構反応がありまして驚いています。なんだかんだ言って私は羊肉売ったり、店やったりしていないので、業界の中に素人が入り込んだ絶妙な立場なのです。だから、色々と岡目八目的に感じる事がたまにあります。

さて、今回は「羊肉一般化したよね」の続きで、「エッジの立った個店」がほとんどだった羊業界に大手チェーン店がどんどん参加してるよね的なところで、「羊は珍しい食べ物でももうないし、好きな人もマイノリティではない」と言う前回の投稿を補完していこうかと思います。

■ 大手が来ることの意義

大手チェーン店は、出店や企画を計画する部署があり、マーケティング的な観点で出店を行います。ノリや、思い込みで出店することはほぼありません。(一部違う大手もあるらしいのです)つまり、羊愛や好き嫌いではなく、「利益が出そう」で出店するかしないかが決まります。大手が来るという事は、ついに羊肉がその段階に達したという事で、普及を推進する我らにとって非常に喜ばしい事なのです。ステーキの店を出そう、焼肉の店を出そう、とんかつの業態を作ろう・・・・と、同列で羊の店やろうとなってきています。出店の状況を見ると、まだまだ探り出店の状態と思いますが、今まで探りもなかったので大きな進歩です。

羊が日本に来て1500年。やっと羊肉は資本主義と言うかビジネスの舞台に乗りつつあります。

■ 消費量を増やし、多くの人が食べれる機会を与えることが大事

羊齧協会は、「自分たちが好きな羊肉をどこでも食べれるように俺たちでPRしようぜ」的団体なので、特に崇高な目標などもなく(一応あるけど)、人々に羊を食わせようとしています。それで大事になるのは、「多くの人が気軽に羊に触れられる機会を作ろう」という事。そして、それにあわせて消費量を増やすことです。

目的から言うと専門店で販売されるより、スーパーに並んだ方がいいわけであり、お店もマニアック店より、チェーン店の方が気楽にみんな食べられて、消費量も増えるわけです。多くのライトユーザーが食べてくれないと消費量などたかが知れていて、一部の好きな人だけでは限界があります。

と言いつつ、どちらのお店も大事だと思ってます。あくまで、役割の問題。個人的にマニアック羊店の方が大好きなのです(笑)マニアックもライトが広がると盛り上がります。ライトな感じで羊に触れた人の一部が、マニアック羊に行くと思うので、この流れは、既存の羊店でこだわりとマニア度が高い店にとっては良い流れだと思います。

さあ、この流れは今後どうなるかはわかりません。世界的羊不足で品薄が続いている事などもあり、この動きが探り的な物で終わることも十分考えられます。
今後どうなるか、引き続き追っていきたいと覆います。

最後に、実例として最近参入して大手飲食チェーンをまとめてみました。すでにニュースなどで流れているのでご存じの方も多いかと思います。

■ ここ数年で羊界に参入した大手チェーン店

 

・サイゼリア

2019年末の羊串のまさかのブレイクは羊業界も思いもよらない事でした。価格帯的にパスタと同じになっちゃう羊串が定着するとは。日本中の羊素材がなくなったと言われる「サイゼリアショック」が、今の羊肉の一般化の流れを作りました。

関連記事:サイゼリヤ「ラムのランプステーキ」全国計575店舗で一時販売終了へ、“予想を上回る売れ行き”で原料供給追い付かず
https://www.ssnp.co.jp/news/foodservice/2021/05/2021-0521-1556-15.html

・焼肉ライク

一人焼肉のライクも、5月に1ヶ月限定で羊肉を提供。2年の歳月をかけて流通を考えたそうで、羊目的の人より、普通に焼肉を楽しんだ人が、「羊もあるなら・・・」と頼む場合が多く、「ついでラム」需要を考えさせられました。

関連記事:ひとり焼肉の次はひとりジンギスカン?最高の生ラムが空を飛んで焼肉ライクにやってくる!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000034691.html

・壱番屋

カレーのココイチが、旭川の大黒屋というジンギスカン屋を買収したというニュースです。大手が、ほぼ個人店のようなお店を買収したとの情報に、羊肉業界はざわつきました。

関連記事:ジンギスカンを飲み込んだ「カレーハウスCoCo壱番屋」その心は
https://maonline.jp/articles/ichibanya_daikokuya20210108

・株式会社一家ダイニングプロジェクト

コロナ期に関わらず10店舗近く出店したのがこちら「ラムちゃん」。コロナで落ち込む業界が仰天した大躍進でした。

関連記事:コロナ禍でも大躍進!業界注目の「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」
http://aussielamb.jp/lambassador/210322.html

菊池 一弘

羊齧協会主席。広く浅く時折超深くをモットーに情報収集する羊業界のインデックス的な立ち位置を目指すべく、日々色々な情報を収集中。

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  1. 2021年 8月 04日
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  2. 2021年 9月 26日
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